創業以来ずっとこの味を守り続けてきた定番中の定番醤油です。
ラベルの一部には「湯浅たまり」と書かれていますが、濃い口醤油になります。
大豆と小麦で造られており、一般的に濃い口醤油と言うと大豆5割・小麦5割と言われていますが、この角長醤油は大豆6割・小麦4割。
もろみを1年6ヶ月以上熟成させ、搾り、仕上げに赤松の薪をくべた和釜で半日かけてじっくりと炊いた火入れ醤油です。
醤油発祥の地 湯浅
天保12年(1841年)醤油発祥の地、和歌山県有田郡湯浅にて創業。
湯浅は醤油の発祥地として広く知られています。
現在の日本の醤油の源泉は、鎌倉時代(13世紀の中頃)紀州の禅寺 「興国寺」の開祖「法燈円明国師」が、当時は南宋と呼ばれていた中国から伝えた嘗味噌 (経山寺味噌、現在は金山寺味噌と呼ばれています)が、その母体とされています。
嘗味噌の中には、瓜・茄子などの野菜から塩の浸透圧によって水分が出てきます。この水は当時の野菜の生産が6月~8月であったため、黴の発生や腐敗の元にもなり、捨てるだけのものでしたが、昔ある時、その汁を利用してみると、これがなかなか美味しい。
そこで、初めからその汁を利用するつもりで造れば「新しい醤」つまり調味料が誕生すると考えたのが今様醤油の始まりだと言われています。また、湯浅の水が醤油作りに適した水であった事も湯浅醤油発展の一因となっています。